みちこ様、こんにちは!
そうですか…しかしそれは、人それぞれ体型が違うので、難しいと思います。。
まず知っておかなければならないのは、
モデルが着ている丈感=正解の丈感ではない。ということです。
洋服というのは基本的には普通身長(日本なら160cm程度)を基準に作られていますから、
モデルが着ている丈感というのは、基本的にデザインの設定よりも短いのです。
私自身、撮影をしながら『ああ…短いなぁ…』と思っていることは多々あります。
でも、モデルというのは普通身長ですと基本的にはなれないですから、仕方ないですよね…
それでも、うちは低めな方(160cm代)を起用することを死守していますから、モデルの人選は本当に苦労しています。
170cm代の方が圧倒的に多いため、決まった感じのモデルちゃんしか使うことができません。。
例えば、ZARAさんなどのメジャーブランドでは、180cm級のモデルが服を着ますよね?
だから『そのモデルが着ていて可愛いか』ということはどうでもよくて、
その洋服本体が持つ本質を見抜く力が、通販では必要になってきます。
そのためにはモデル画像ではなく、ブツ撮り画像をじっくりと見ることです。そして、想像力を鍛えることです。
だからある意味、トルソーに着せた写真だけで販売を行っているお店は、買い物がしやすいかもしれません。
モデル画像は、洋服の素材感と基本的なラインを確認するために見る感じが正解です(^^)
お洋服自体の可愛さを見る力がないと、
『モデルが着ているのを見て可愛いと思ったもの』にしか、可愛さを感じることができなくなってしまうんです。
例えば、ベージュとブルーの2色展開のお洋服があったとして、本当はブルーの方が可愛いとします。
そして、モデルの着用画像はベージュのぶんしかありません。
でもそれを見て、『可愛い』と思った=だからベージュが可愛い。
になってしまっては、ブルーの可愛さに気付かず、麻痺してしまっていることになります。
しかし、そのもの自体を見る力や想像力があれば、『いや、これはブルーでしょ!』…となるわけです。
みちこ様にその力が無いと言っているのではなく、
モデルが着ているもの(状態)を正解。とは思わないようにしましょう(^^)/ ということです。
そうでない丈感だって、可愛いんですよ(^^)?
…にもかかわらず、モデル画像が可愛く見えるのは、モデルが素敵に『着こなしている』からです。
本来はそれが正解ではない丈感だとしても、それを可愛く『着こなす』力を持っているのがプロです。
つまり究極に言うと、可愛いのはその丈感ではなく、モデルが可愛い。ということになります。
いや、もちろん…その丈感がセンス良い時も多々ありますが、その場合、本来の丈感でも可愛い…『OK丈感が幅広いアイテム』ということになります。
なのでそれらの魔法(笑)を解くには、ブツ撮り画像をメインに観察していくのがイイですし、
うちの場合はブログでスタッフがほとんどの服を着ますから、現実を確かめることもできますね(笑)。
繰り返しお伝えしますが、アパレルの会社というのは、
高身長なモデルに合わせて洋服を作っているわけではありません。
普通身長の人が着てイケてる丈感。を基準に作っていますので、モデルが着ている丈感でなくても良いのです(^^)
それでも確かに、154cmですと普通身長からは低めになりますので、
そういった方のために01サイズやPサイズをお作りしています。
Pサイズは骨格を大幅に小さくしているわけではないので、ぜひご着用になってみてください(^^)
縮めているのは、肩からウエストまでの長さですとか、袖丈ですとか…そういうところです。
アイテムによってはキツい場合もあるかもしれませんが、基本的には横幅は小さくしません(^^)
サテンのギャザースカートは、155cm以下の方でもぜんぜん買って行かれますよ(^^)?
長いようならウエストを巻いて短く着ればいいですし、
内側に折ってベルトをしてみたり…着方はいくつかございます(^^) 丈詰めに出してもイイですし…
『それをそのままの形で着なければいけない』というのは思い込みで、
自分に合わせてどんどんアレンジしていけば沢山のお洋服が着れます。
けれど『そのままで着たい』ならお直しをすれば良く、私もインポートのお洋服なんかは頻繁にお直しに出します。
それがしにくい…お直し屋さんで断られそうなアイテムに関しては01サイズとPサイズを出しているような感じなので、
ぜひそういったこと…ご自分に合わせて微調節していくことや…お直しに出すこと…もご検討いただければと思います(^^)/